3―11 麻雀 一盃口(イーペーコー)
イーペーコーは6枚で1ハンであり、鳴いたら消えてしまう役です。
手牌のメインとはなりづらい役ですが、意識しないうちにできている役です。
優先されることが少ない
イーペーコーは三色ほどではないですが、確定することが少ないです。
三色の項でピンフを捨てて三色を取る例を挙げました。
以下の牌姿を見てください。
③③④⑤⑤⑥456一一一二三 ドラ五
③を切ればピンフのみ1000点です。待ちはリャンメンで合計7枚です。
一方、⑥を切ればイーペーコーの1300点となります。待ちは全部で3枚です。
たった300点を取るために半分以下の枚数で待つことはほとんどありません。
オーラスにトップ目と1100~1200点差というレアケースくらいでしょう。
同じシュンツを二つ作らなければならない
イーペーコーは同じシュンツを二つ作らなければなりません。
自分で、4枚のうちの1枚ずつを使っていることになります。
②②③④④の形であれば自分で一枚使用しているため、最高で3枚です。
形こそカンチャンの形をしていますが、実質はタンキ待ちと同じです。
チートイとは違い、待ちを自由に選ぶことができないことが欠点となります。
派生する形が多い
イーシャンテン(有効牌を一枚引けばテンパイ)の時に強い形はいろいろあります。
以下の牌姿を見てください。
4556999②②③④⑧⑧
受け入れは3~7、①~⑤と⑧の11種です。
その中で自分の使っている枚数は4556、②②③④⑧⑧の10枚です。
したがって、11×4-10=34枚でテンパイすることができます。
受け入れの多いイーシャンテンですね。
そのうち、46③④の4種、4×4-4=12枚がイーペーコーになる要素があります。
上記のような4556や②②③④のような形はイーペーコーになりやすいです。
牌が連続しているため、同じシュンツができやすいためです。
また、牌が連続していれば、受け入れも多くなります。
おさらい
- 優先することは少ない役!
- 受け入れが多ければ勝手に出来ていることがある!