3-12 麻雀 全帯、純全帯(チャンタ、ジュンチャンタ)
使用できるメンツの数が限られている
純チャンに使える牌は、123789の6種が3色分の6×4×3=72枚です。
さらに、チャンタは字牌全てが使用できるため、72+28=100枚となります。
タンヤオは使える牌の数が72枚ですので、純チャンと同じ枚数です。
チャンタに至っては、字牌の数だけ使用できる牌の数が多いです。
ではなぜ、圧倒的にタンヤオの方が出現率が高いのでしょうか。
チャンタは必ずメンツが老頭牌(1、9、字牌)に関わっていなければいけません。
純チャンに関しては、1もしくは9だけです。
パターンは、123、789、111、999の4種のみとなります。
タンヤオは、使えるメンツの数は12種と圧倒的に多くなります。
(パターンは、234、345、456、567、678、2~8のアンコの12種)
ここで、③一枚に関しての有効牌を考えてみましょう。
役を考えない場合の③の有効牌は、①~⑤の5種です。
その内、チャンタになり得る牌は①と②のみですが、タンヤオは②~⑤までが有効です。
雀頭に関しても老頭牌でなければいけないため、③自身の重なりも有効牌にはなりえません。
チャンタは使える牌の種類は非常に多いのですが、自由度が非常に少ない役です。
テンパイできれば大きな打点を望めますが、テンパイするまでが大変、と覚悟を持ちましょう。
待ちが悪くなりやすい
上記の通り、チャンタのメンツのパターンは123、789、111、999の4種です。
メンツが端にかかっているため、悪い待ちになることが非常に多いです。
両面待ちになっても、1と9でアガらなければチャンタにはなりません。
4枚ずつなので、結局はカンチャンやペンチャン待ちと枚数は同じです。
チャンタはテンパイスピードが遅い上に、テンパイしてもアガリ牌は少ないです。
捨て牌が偏る
チャンタの捨て牌は、真ん中の牌から順に捨てられて行くことが多いです。
まっすぐチャンタを狙うのなら、捨て牌には顕著に現れます。
チャンタは役の性質上、赤5を含んでアガることができません。
当然、初志貫徹してチャンタを狙う場合には、赤をツモっても捨てるしかありません。
序盤は国士無双と捨て牌が似がちなため、どうしても目立ってしまいます。
おさらい
- スピードが遅い!
- 捨て牌が派手になりがち!
次の記事