麻雀 強くなるための思考方法とは?①
このコラムは戦術論ではなく、麻雀を上達させるための大切な思考をお話します。
同じ時間だけ努力しても人によって上達の速さに差が出るのは、その学んだことに対する思考方法が各々人それぞれ違うからだと考えています。
もっとハッキリと言えば、勉強しているのに強くならない人は考え方に共通点がありますので、何記事にか分けてその特徴を一つずつ解説します。
当てはまる項目があったのなら、もう一度0から戦術論を読み直してみて下さい。考えのアプローチの仕方が違うだけで、以前には気づかなかった事に気付く事が出来るかもしれません。
結果を基に反省すること
学んだことを実践した際に結果がついて来ずに悩むことは必ず誰しも直面する問題です。
麻雀は不完全情報ゲームですので、チェスや囲碁将棋と違い、目に見えない情報が多々存在します。
また、ランダム性が強く配牌やツモには偏りが必ずあるため、結果を収束させるには相当数の数をこなさなければいけません。
(半荘戦で約8000ゲームと言われているらしいです)
実践結果で判断するためには、同じ判断をミス無しで打ち続け、かつそこまでの時間と労力を費やしてやっと正しいかどうかの判断を迫られる段階にやっと到達するということです。
実際に打牌をするのは人間なので、全てミス無しで全く同じ打牌を収束するまで打ち続けるのは不可能です。
そのため麻雀において、頻出する状況で如何に「ミスを他人より少なくできるか」が一番大切なファクターであると考えています。
結果を基に反省することは大事ですが、最終的な結果に直結した部分が自分が考えている悪い場所なのかをもう一度考え直すべきです。
本当に反省するポイントが自分が考えている場所なのか?
その局面を迎えるまでに反省するべき点は他に無かったのか?
もう一度考え直す余裕を身につけましょう。
よく耳にした愚痴の話
「あの時にあんな事したから負けた!」
こんなセリフは働いてる時によく耳にしましたが、大抵悪い結果を招いている部分は自分で口にしている場所ではなくもっと別の場所である事がほとんどです。
何度も繰り返しますが、結果を基に反省するのは悪いことではないですが、反省する場所から考えないといけません。
また、局所的な悪い結果だけ捉えてしまうとレアケースを参考にしてしまい、頻出するケースで不利な行動を取って自分から負けへと進むパターンを踏んでしまいます。
例えば、こんな愚痴を昔お客さんから聞きました。
「東一局にリーチしたら親に役満ツモられた!
コールドゲームでラスト!リーチ棒出したおかけでラスになった!
だから東一局にリーチ棒はもう出さない!」
経験を次回に活かそうという気持ちは伝わります。
しかし、東一局にリーチを打つべき手をリーチせずに毎回安くアガるのと、東一局の役満を回避するのでは出現頻度に差がありすぎます。
ゲームの特性上全ての行動に対してリスクが存在しますし、ある程度のリスクは負わないとリターンは得られません。
東一局の親役満という局所的な場面で得を得ることは出来ても、より多く出会う局面を犠牲にするのはマイナスを多く呼ぶ要因になります。
そのケースだけを捉えずに、他の状況で当てはめても通用するのかも考慮しましょう。
おさらい
- 自分が原因だと思っている場所以外にも原因がある!
- その局面より前に他のミスがなかったかを振り返る!