3-8 七対子(チートイツ)
七対子、通称チートイは7つの対子(トイツ)を作ればアガることができます。
チートイは麻雀のアガリ形である、4メンツ1雀頭がアガリ形ではありません。
この、トイツのみで構成されているのはメリットでもデメリットでもあります。
その特長を一つずつ説明していきます。
テンパイまでの道のりが困難
チートイはその名の通り、トイツを7つ作らなければアガることができません。
トイツは4枚あるうちの2枚を持っていなければいけません。
チートイはイーシャンテンからテンパイするまでに約11巡かかります。
スピードとは無縁の役ですので、チートイを狙うときは覚悟しましょう。
待ちが必ずタンキ待ち
トイツのみで構成されているため、必ず待ちがタンキ待ちになります。
タンキ待ちのメリットとして、待ちを自由に選ぶことができます。
早いリーチの字牌待ちや、点数がない場合のドラタンキが挙げられます。
しかし、デメリットとして、タンキ待ちは最高でも待ちの枚数は3枚です。
そもそものアガリ率があまり高くありません。
山の奥底に眠っていたり、当たり牌を押さえられた場合、さらに苦しくなります。
受けに回りやすい
リーチを受けてもトイツが多いので、現物であれば2巡はしのぐことができます。
危険牌がアンコにならない限り受け続けることができるのです。
タンキ待ちであれば規制がありませんので、リーチを受けながら手を進められます。
ですが、前述の通り有効枚数が少ないためにテンパイしないことも多々あります。
回りきってテンパイしたらラッキー程度に考えましょう。
複合する役が限られている
手牌全てがトイツでなければいけないので、シュンツ系の役などとは複合しません。
リーチ、タンヤオ、ホンロートー、ホンイツ、チンイツが複合できる役となります。
複合できる役が少ないために、手を高くすることが難しいかと思ったかもしれません。
ですが、全ての牌がトイツのため、表ドラや裏ドラは必ず2枚ずつ使われます。
手の中にドラがなくても、リーチをかけ、ツモって裏が乗ればハネマンになります。
オーラスなど、点数が必要にも関わらず、材料がない場合に狙う場合が多いです。
おさらい
- テンパイするまでが遅い!
- タンキ待ちでアガリにくい!
- 相手のリーチをしのぎやすい!
- ドラは2枚で1セット!
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