3-9 麻雀 三色同順、同刻(サンショクドウジュン、ドウコー)
三色同順(サンショクドウジュン)と三色同刻(ドウコー)がありますが、この項ではどちらも併せて説明していきます。
以下、三色同順を三色と略して表記します。
三色同順(サンショクドウジュン)
メンゼンなら2ハン
メンゼンであれば、リーチを打つことができます。
リーチが1ハン、三色が2ハンのため、他に何か1ハンつければマンガンです。
主にタンヤオやドラが挙げられます。
また、純チャンなどと複合すると、跳満、倍満まで狙えます。
鳴いてしまうと1ハン
三色はメンゼンなら2ハンですが、鳴くと1ハンに下がってしまいます。
マンガンなどの高い手を目指して鳴くケースとして、
9枚使用して1ハンなので、苦労に見合わないかな、と感じます。
鳴いた場合は複合したらラッキー程度に考えましょう。
確定させるには待ちが悪くなりがち
リャンメン待ちであれば、三色が確定するのはかなり少ないケースです。
ほとんどの場合、片方のみが三色、という高め安めが存在します。
三色が確定するケースは、カンチャンやペンチャン待ちであったり、
待ちの部分でない、他の3メンツですでに三色が完成している場合です。
待ちがリャンメンでないならば、ピンフは複合しません。
反対に、リャンメン待ちであれば、三色は確定しません。
メンタンピン三色というのは案外難しいのです。
三色は確定していても、三色にしないケースがあります。
東一局、子で6巡目に以下の牌姿であったとします。
245②③④⑨⑨二三四五六七
2を切ればピンフテンパイ、5を切れば三色テンパイとなります。
わざとドラを書かなかったのですが、ドラの有無で打牌が変わります。
(1)ドラがない場合
ドラを1枚も持っていない場合には、5切りリーチをお勧めします。
待ちはカンチャンになりますが、点数は5200点とまずまずです。
2を切ってリーチと比べると待ちは半分ですが、点数は倍以上となります。
精密な期待値計算はもっと複雑ですが、麻雀中にそんな複雑な計算はできませんよね。
迷った場合には、事前に決めておくことが大切だと思います。
実際に2切りリーチより、5切りリーチの期待値が上回るようです。
(2)ドラを一枚以上持っている場合
自分にドラが一枚以上あるのならば、ほぼ全て2切りリーチがお勧めです。
5切りリーチやダマテンより、2切りリーチの方が期待値は高いそうです。
1枚でもドラや赤がある場合などは、ツモりやすいリャンメン待ちを選びましょう。
三色同刻(サンショクドーコー)
滅多に見ることのない役
三色同刻単体で狙うケースはまずなく、何かと複合していることがほとんどです。
三色同刻は2ハン役です。これは、鳴いても変わりません。
メンゼンは、三暗刻にさらに数字の指定が加わっているので非常に難しくなります。
ほとんどが鳴いてアガるケースとなります。
鳴いてアガるケースでも、数字によって難易度がかなり大きく変わります。
数字が真ん中になればなるほど他家から余りにくくなるため、成就しないことが多いです。
鳴きやすい12や89でなければ、材料がそろっていても難しいでしょう。
国士無双やチャンタを狙っている人が1人以上いなければ、非現実的です。
おさらい
- 手役やドラがないときの打点の底上げに使う!
- 鳴いたら安くなってしまう!
- 確定しにくいので複合したらラッキー!
- 三色同刻は難しい、3~7はものすごく難しい!
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