元麻雀荘メンバーの雑記

麻雀の戦術や、働いていた時の話などを書いていきます。

7-10 トビと6万点終了

南4局の終了を待たないゲームの終了条件に、トビと6万点終了があります。

誰かの点棒が0点未満や、6万点以上になった場合にその場でコールドゲームとするルールです。

ルールによって設けられていなかったり、5万点であったり、0点ちょうどでトビであったり様々です。

事前にルールはしっかりと確認しておきましょう。

このルールは自分に有利不利のどちらかに働くのかがはっきり判断しやすいです。

 

 

1.トビ

 

(1)自分がトビ寸前

 

   自分がトビ寸前の場合、途中終了してしまうことを利用できる場合があります。

   自分からアガっても、着順は上がらず、ゲームが終わってしまう人に対しては強気になれます。

   ロン牌を打っても、見逃してくれる可能性がある相手に対しては勝負してもよいでしょう。

   しかし、見逃されるのは、あくまで可能性です。

   条件が出来てなくとも、人によってはアガる人もいるでしょう。

   また、当然条件ができている場合もあります。

   見逃してくれる、と過信せずに淡い期待程度に考えましょう。

 

(2)自分以外がトビ寸前

 

   自分以外がトビ寸前の場合、常にオーラスのような気持ちで打つことがよいでしょう。

   いつ、その人が飛んでしまうのかはわかりません。

   トップ目などは息を吹き返す前に全力で飛ばしに行くでしょう。

   いつゲームが終了してもいいように、点棒を操作することが重要です。

 

2.6万点終了

 

  (1)自分が6万点間近

 

     かなり点数に余裕がある状態です。

     自分で無理に6万点を取りに行かずとも、誰かがトビ寸前であることも多いです。

     この状況は無理することも少ないため、やってはいけないことが無駄な放銃となります。

     失点を減らすことに集中すれば、ほとんどの場合トップを守りきれるでしょう。

 

   (2)自分以外が6万点間近

 

      自分以外がトビ寸前の場合と同じく、いつゲームが終了してもいいような覚悟が必要です。

      6万点は、東一局でも親のハネマン2回か、バイマンの後にマンガンで到達です。

      注意して欲しいのは、全てツモで下三人の点数が平たい場合です。

      東一局に親にバイマンをツモられた場合、もう一度親がマンガンをアガった時点で終了です。

      親のツモアガリですから、誰もリーチ棒を出していなければ3人の点差は同じです。

      ここで大切となるのが、自分の親に対する位置となります。

      南家スタートであれば、席順で2着となりますし、北家なら4着です。

      7-5 順位の価値でも触れたように着順は素点より大切です。

      南家であっても、迂闊にリーチ棒を出した後に親がマンガンをツモれば4着となります。

      反対に北家であれば、現状4着ですから堂々とリーチをかけることができます。

      いつでも終了の危険性がある以上、オーラスと似た立ち回りになるはずです。

 

 

おさらいです。

 

 ・自分がトビ寸前なら見逃してくれる可能性が生まれる!

 ・トビや6万点の可能性があるならいつでも終了していい心構えを!