元麻雀荘メンバーの雑記

麻雀の戦術や、働いていた時の話などを書いていきます。

7-7 オーラス 押し引き

オーラスは親の連チャンがない限り最後の局であるため、ある程度自分の役割が決まっています。

トップであれば無駄な放銃は御法度ですし、4着でリーチにオリてもあまり意味がありません。

時たま、非常に難しい局面になることがありますが、基本は同じです。

ここでは、相手からリーチや強烈な鳴きの仕掛けを受けた場合を考えます。

ただし、勝負するパターンは最低でも自分の手がイーシャンテン以上の場合です。

イーシャンテン未満の場合はリスクの方が遥かに大きくなるため、注意してください。

 

 

1.勝負する

 

  (1)これ以上着順が下がらない  

 

勝負をする一番代表的なケースは、自分がオーラスで4着である場合です。

     7-3 順位の価値の項でも説明しましたが、着順は素点よりも遥かに重要です。

     麻雀は4人で行うゲームですから、4着より下になることはありません。

     さらに点棒を失っても、4着は4着ですので、強引に3着以上を狙ってもよいでしょう。

 

     また、自分より下の着順の相手と点差があまりに大きい場合も同様です。

     ハネマンやバイマンを放銃しても逆転されない場合も貪欲に前へ出てもよいでしょう。

 

     繰り返しますが、着順は素点よりも大切です。

     下に落ちる可能性が低いのであれば、1つでも上の着順になる可能性を追いましょう。

 

 

  (2)勝負せざるを得ない

 

     あまりに点差が近すぎる場合、着順を下げることを承知で勝負する場合があります。

     自分がトップ目であり、2000点差の2着目からリーチが入ったとします。  

     ほぼ、2着目にアガられてしまった時点でトップを逃してしまいます。

     この場合は、着順が下がることを覚悟し、2着目のリーチを潰しに行きましょう。

     ただし、マンガンを放銃したとしても、3着以下まで落ちないことが条件です。

     マンガンを放銃し、3着や4着になってしまうのであれば、素直に諦めましょう。

     2着になることは仕方がないと考え、3着や4着がアガってくれることを願いましょう。(笑)

 

2.オリる

 

  (1)トップ目

 

     基本的にオーラスにトップ目であれば、先制された場合、オリるケースがほとんどです。

     自分が放銃しない限りトップを守れるケースは非常に多いです。

     流局や、自分に遠い着順の人がアガってくれることを願いつつオリましょう。

 

  (2)放銃によって着順が下がってしまう

 

     自分が親でない限り、ツモアガリは着順を2つ以上下げることはありません。

     ですが、放銃はトップから4着に落ちる可能性があります。

     ツモられ、着順が下がってしまうことは仕方がないですが、放銃はそうではありません。

     自分で選んだ牌で放銃し、着順を下げてしまうのは勿体ありません。

     また、ツモアガリなら届かない点数も、直撃ならば変わってしまうことも珍しくありません。

     相手のリーチや仕掛けの点数の目安として、現実的なマンガンを基準にするとよいでしょう。

 

     ただし、例外として自分が3着の場合があります。

     3着から2着に上がるリターンはかなり大きく、4着に落ちるリスクとは比べ物になりません。

     スコアに換算すれば3回に1回、2着に浮上できればよいくらいです。

     3着を3回取ることと、2度失敗して1度成功した2着1回と4着2回は大差ありません。

     2着を狙うのが相当厳しい条件でない限り、オリることはありません。