元麻雀荘メンバーの雑記

麻雀の戦術や、働いていた時の話などを書いていきます。

7-3 オーラス 順位の価値

ルールにもよりますが、順位には一般的に、ウマが設けられています。

ウマというのは着順における、ボーナスとペナルティです。

1着、2着は点棒をもらえ、3着、4着であれば支払いとなります。

実際に点棒の移動は行われず、半荘終了時にスコアとしてやりとりします。

このウマの値はお店やルールによって様々な値があります。

また、オカが存在する場合、トップにはさらに大きなリターンが生まれます。

初めに配給された点より基準点を高くし、その差分をトップに与えることをオカといいます。

25000持ちスタートの30000点返しが一般的です。

 

 

このウマやオカがあることにより、順位には大きな価値が生まれます。

26000点のトップ、24000点の4着では点棒では2000点しか差がありません。

しかし、スコアに直せば80近い差が生まれることになります。

着順はスコアの収支を左右するそのものと言っても差し支えないでしょう。

 

オーラスはその着順に一番大きく関わる一局となります。

前回は2着から勝負するか、オリてしまうかの選択はどちらでもよいと書きました。

オーラスはどちらでもよい選択肢が多いですが、それ以上にいくつかのタブーがあります。

 

 

1.リーチ棒により着順が落ちてしまうリーチ

 

  リーチ棒を出してしまうことにより、着順が落ちてしまうリーチはかなり危険です。

  アガリが成立する以外、ほとんどはその着順が落ちた状態でゲームが終了してしまいます。

  例外として、3着から4着に落ちてしまうケースがあります。

  マイナスからマイナスであれば怖くはないため、プラスを狙えるのであれば、リーチが得でしょう。

 

2.トップ目からのリーチ

 

  リーチはアガリ牌もしくは、カン材でない限りツモ切ることができません。

  要はどんなに危険な牌を持ってきてもオリることができません。

  親に追いかけられ、トップからラスまで落ちてしまうこともあるでしょう。

  ただし、ダントツのトップであれば祝儀を狙ってリーチをするのもありでしょう。

 

大まかな部分はこの二つですが、着順を落としてしまう危険性が大きい場合はリーチを控えましょう。

 

おさらいです。

 

 ・素点より着順の方が偉い!

 ・着順を落としてしまう危険性が高いことは控える!