元麻雀荘メンバーの雑記

麻雀の戦術や、働いていた時の話などを書いていきます。

3-6 麻雀 混一色(ホンイーソー)

3-6 麻雀  混一色(ホンイーソー)

 

混一色、通称ホンイツは、1種類の色と字牌の組み合わせのみで成立する役です。

見た目がとても綺麗な役のひとつですので、何度もアガる人はカッコいいですね!

 

また、メンゼンでは3ハンですが、鳴くと2ハンに喰い下がりします。

少しだけメンゼンと鳴きで扱いが変わりますので、注意しましょう。

意外と扱いが難しい役ですので、特徴を踏まえながら説明していきます。

 

 

捨て牌が偏る

 

ホンイツは上記の通り、任意の1種類の色と字牌しか使うことができません。

そのため、他の2色は全て捨てなければなりませんから、捨て牌が非常に偏ります。

 

配牌からまっすぐホンイツを狙う場合を考えましょう。

染めない他2色の中張牌、端牌、字牌の順番で捨てられるケースが多くなります。

チンイツも同じく、染め手は捨て牌に露骨に現れるので、他家に警戒されやすくなります。

 

また、手牌を晒した場合に役が限定され、さらに染め手狙いが顕著にでてしまいます。

端牌を含めたチーや、オタ風のポンは他家に与えるインパクトが強いです。

 

ホンイツはメンゼンでは3ハンですが、鳴くと2ハンです。

鳴いてしまうと、ホンイツのみでは2000点にしかなりません。

警戒された状態で打点が安くては、覚悟して前に出てくる他家には分が悪いです。

役牌や、ドラ、イッツーなどを複合させ、8000点以上あるのが望ましいです。

 

高い打点を作りやすい

 

ホンイツは上記の通り、他家に警戒されやすい役です。

理由は、露骨に仕掛けや捨て牌に出ること以外に、打点が高くなりやすいためです。

ホンイツは鳴いても2ハンあるため、その他にあと2ハン足せば、マンガンになります。

 

主に複合することが多い役として、役牌、イッツー、トイトイ、チャンタがあります。

また、正確には役ではないですが、ドラや赤が挙げられます。

字牌の半分以上が役として使うことができるので、感覚的には鳴いても3ハンです。

 

メンゼンと鳴き

 

配牌でホンイツが狙えそうな場合に、無闇に鳴いてしまっては損な場合があります。

 

上記にもあるように、たくさん晒して2000点ではリスクとリターンが合いません。

警戒されるに見合わない打点で仕掛けるのは不安が残ります。

警戒された場合、他家に欲しい牌を絞られた時に自力で手を進めるしかなくなってしまいます。

  

よくとりあげられるのが、メンホンチートイツのイーシャンテンから、トイトイに移行する場合です。

殆ど打点が変わらず、手牌を短くしてしまうのもリスクを増やす要因になります。

 

ホンイツへの渡り

 

  3巡目で以下のような牌姿だったとします。

 

  一二二23赤55677889 ツモ中 ドラ④

 

ここで安易に中を打ってはいけないケースがあります。

中を打つ事も多いですが、同じくらい二を打つケースがあります。

 

中を打っての二や1-4を引いてのリーチ赤も悪くはありません。

 

ですが、中を重ねての中ホンイツ赤のマンガンの可能性を残す方が嬉しいと思いませんか?

また、三をツモってのリーチピンフ赤の可能性を消したわけではありません。

リーチを打たずに自然にマンガンへ移行することができます。

 

字牌が対子として重なっただけで、いきなりホンイツの可能性が生まれることは珍しくありません。

難しいように見えて、狙えるチャンスが多いのがホンイツなのです。

 

おさらい

 

  • ホンイツを狙うなら大体バレてしまう!
  • リスクとリターンに合った手作りを!
  • 字牌の重なり意識でホンイツにシフト!

 

ホンイツは打点を作りやすいため、条件戦などでも使うことが多いです。

オーラスにうまくホンイツを駆使してトップをさらうと気持ちいいですね!

 

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