元麻雀荘メンバーの雑記

麻雀の戦術や、働いていた時の話などを書いていきます。

3-5 麻雀 対々和(トイトイホー)

3-5 麻雀  対々和(トイトイホー)

 

対々和、通称トイトイは、チートイツと比較されることが多い役ですが、扱いは全く違います。

その中でも最大の違いはメンゼンでなくても良い部分です。

また、他の役と複合しやすく高打点を作りやすいため、使い勝手の良い役の一つです。

今回もメリットとデメリットを比較しながら一つずつ説明していきます。

 

 

メリット

 

  • 他の役と複合しやすい
  • メンゼンでもなくてよい

 

デメリット

 

  • 受け入れ枚数が狭い
  • 使用できる牌の種類が少ないため受けに回るのが難しい

 

などが挙げられます。

 

それでは、各項目を具体的に説明していきます。

 

メリット

 

(1)他の役と複合しやすい

 

冒頭でも触れましたが、トイトイは高打点を生み出す目的で使う場合が多いです。

具体的に複合する役として、役牌、タンヤオホンイツ、サンアンコーがあります。

さらに珍しいものでは、サンショク、ホンロートー、ショウサンゲンなどが挙げられます。

 

複合ではないですが、スーアンコー、ツーイーソー、チンロートーは必ず形はトイトイになります。

役を多く複合させるのが他の役と比べて容易なため、狙いどころは多くなります。

 

(2)メンゼンでなくてもよい

 

トイトイの種であるトイツが揃っていれば全て鳴いてトイトイにすることが可能です。

また、スーアンコーが役満であることからもわかるように、アンコはそう簡単にできません。

そのため、他人の力を借りずに作ることはなかなか難しい役のひとつです。

 

トイトイを狙う場合は、鳴きを前提に手を進めることが多くなります。

  

2.デメリット

 

(3)受け入れ枚数が狭い

 

トイトイは構成されているメンツが全てアンコ型でなければいけません。

同じ牌が4枚しかない内、自分で3枚使わなければなりません。

そのため、どうしても受け入れの枚数は少なくなってしまいます。

 

先程も触れましたが、他人の力を借りないと成立しにくい役のため、

他家からあふれやすい牌を使用しなければテンパイすら難しい場合が多いです。

具体的にあふれやすい牌というのは、字牌や端に近い牌が挙げられます。

そのような鳴きやすい牌が多いことがトイトイを狙う条件の一つとなります。

 

また、場に3枚以上出ている牌の隣も鳴きやすい牌の一つです。

二がカンされている場合、一はトイツ以上でないと使うことが出来ません。

また、三も二が全て枯れているため、一と同じ端の牌と同じ扱いになり、余り易くなります。

他家がホンイツなどの染め手を狙っている場合も、他の色は狙い目です。

状況によって鳴きやすい牌は変わるため、しっかりと見極めましょう!

 

(4)使用できる牌の種類が少ないため受けに回るのが難しい

 

国士無双七対子を除き、アガるためには4メンツ1雀頭の構成となります。

トイトイはメンツ全ての構成がアンコ型でなければいけません。

そのため、テンパイしている場合には、最大で5種類の牌しか持つことが出来ません。

 

例えば、トイトイのみの2600点でテンパイしている時に、親からリーチの声がかかったとします。

5種類しかないため、オリることも難しいので全て勝負するハメになります。

こちらのアガリ牌はシャボ待ち、もしくはタンキ待ちのため、最大で4枚しかありません。

勝負するのはリターンよりリスクの方が高いです。

 

そのため、何か役が一つでも複合していないとトイトイを狙うのは損になりがちです。

特にタンヤオトイトイは構成されている牌が他家から溢れづらい牌の集まりです。

アガるのも難しく、三フーロでロンアガリだとテンパネせずに3900点しかありません。

待ちも悪く、打点も安い、テンパイまで遅いとなるとメリットが薄くなってしまいます。

 

待ち、打点、スピードのうち、2つ以上の条件を満たしていることがベストです。

 

おさらい

 

  •  他の役と複合させて、高い点をつくりやすい!
  •  鳴きやすいトイツが多ければ簡単にテンパイできる!
  •  狙うならリスクリターンを視野にいれる!

 

余談ですが、以前にジュンチャントイトイのマンガン!と手牌を倒されたことがあります。

当然、チンロートーでトビ終了となりました(笑)

 

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